見られる花
桜(ソメイヨシノと、他の種類の桜)
訪問日
3月下旬
感想や見所
池袋駅東口から北に向かい、P’PARCOの前を通り過ぎて、渋い映画館「新・文芸坐」に向かうJRの高架線路沿いの道が、区画整理で「池袋駅前公園」として整備されています。「公園」といっても、やや広めの歩道にベンチが備え付けられて、木が植わっているだけなのですが、賃料の安いオフィスビルなどが並ぶ一種独特の空気あふれる一帯で「オアシス」として機能しているスペースです。
その公園に、かなり立派な桜の木が何本も並んでいて、花の季節にはなかなか豪勢です。繁華街のネオンにきらめくソメイヨシノも、なかなか風流なもの。自然豊かな環境で見るのとは趣が違った花が楽しめます。種類は、ソメイヨシノが多いようですが、もっと色が白い桜や、花の大きな桜もあります。初めて花の季節に通ったときは、「こんなところにこんな見事な桜並木があるんだ」と感動してしまいました。線路沿いなので上を見れば案外空は開けていますし、一面の桜が覆う空に月が浮かび、高架を電車が走り、P’PARCOのビルや清掃工場の煙突がそびえているところなど、カメラマンをひきつけてやまない光景のようで、バズーカのようなレンズをつけたカメラを持った人を見かけることがよくあります。
池袋駅前公園の敷地内には水天宮の祠があり、そこに地域猫ちゃんが何匹もたむろしています。人懐っこい猫ちゃんたちで、バズーカのようなレンズのカメラにもびびらずポーズを取ってみたり、人の膝に乗ってきたりしています。運がよければ、都会の桜と猫の写真も撮れますよ。
トイレは街中によくある公衆トイレがあるほか、近隣の店舗ビルにもあります。コンビニが数件あるほか、お酒の「やまや」などもあります。ただし公園は、基本的には歩道スペースに過ぎず、シート類を使って座り込むことはできないので、座ってどんちゃん騒ぐのではなく、そぞろ歩きを楽しむ空間です(ベンチが空いていれば、そこでお弁当とお茶くらいは楽しめますが)。この公園のベンチは、昼間はやることのない中高年男性が時間を潰していることが多いので、飲食店のお客さんなどが大勢歩いている夜の方が、池袋初心者にはなじみやすいかもしれません。
池袋駅前公園の情報
- 住所: 東池袋1-50-23
- URL:http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/021.html
交通手段
- 駐車場:無
- JR山手線・埼京線、西武池袋線、東武東上線、地下鉄有楽町線、丸の内線など。雑司が谷からお散歩するのもよいものです。
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