見られる花
ヒガンバナなど
訪問日
9月半ば
感想や見所
都立石神井公園は1年を通して自然を満喫できる広い公園です。早春は梅、春は桜、夏は睡蓮など、いつも花が咲いていて、大きな針葉樹も多く、アオサギやカモのような水鳥もたくさんいます。運がよければカワセミにも遭遇できます。
この公園に花を目当てに人が集まるのは何と言っても春ですが、秋も捨てがたいものです。特に夏と秋の境目の時期は、広い園内のあちこちに、フヨウ、ヌスビトハギ、ミズヒキなど、植えられているのか勝手に生えてきたのか判然としない草花が咲き誇っています。中でも美しいのが、木々の間に突然現れる赤い固まり……ヒガンバナの群生です。高い木と濃い下ばえでうっそうとした緑の中にさす鮮やかな赤は、強い生命力を感じさせます。手前にはスケッチブックと水彩絵の具で写生している人がいたりします。
石神井公園はよく整備されていて、春の桜の時期でなければトイレが少なくて困るということはないでしょう。この季節だと、虫除けスプレーは必須です(蚊がすごいです)。売店・食堂は三宝寺池のほとりにありますが、食べるものは駅前で調達してきたほうが早いと思います(駅ビルの中にイトーヨーカドーがありますし、お弁当屋さんもあります)。ヒガンバナの時期はまだ蒸し暑い季節ですから、広い公園で花を見て歩くには、マグボトルに冷たい麦茶を入れて行くのがおすすめです。ゴミ箱は少ないので、弁当箱やおにぎりの包装材のようなゴミは持ち帰りましょう。
公園内には植物や鳥についての案内板も立っているので、それらも読みながらぐるっと一周すると、1時間や2時間はあっという間に過ぎてしまいます。週末は地元の人たちで少々賑わっていますが、平日は静かで落ち着いています。
石神井公園の情報
- 住所:東京都練馬区石神井台一丁目
- URL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index006.html
交通手段
- 駐車場:無
- 近所なので徒歩。公共交通機関を使う場合は西武池袋線石神井公園駅。JR中央線の荻窪や吉祥寺からはバスがあります。
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